EMALOCKについて エマロック 特許工法のあゆみ EMALOCKについて

こうして誕生したエマロック工法は当社 エマール工業株式会社の特許として取得をしております。
工法誕生までは長い苦労を重ね実現できたものですが、この技術を特許として取得するには更に長い苦労とたくさんの仲間たちがいたからこそ実現ができました。ここではそんな特許取得までの道のりをご紹介いたします。

 

工法誕生の裏話

 

始まりは何気ない会話から誕生。

平成13年2月後半、知人と江坂での飲食中に、ALC壁に外装材の取り付けができればよいのにな~の話があり。その当時、外装材のことは知識なく、業界のことも無知であった。接着剤のことの知識があったのとALCのこと、シーリングのこと、塗装のことなどの知識があったから、ALC面の塗装をはがして凹部をつくり、そこへエポキシ樹脂の早いタイプで固定できると思う・・・・と説明。接着剤の知識のない知人は「目からうろこ」の話だ!と喜んだ。

たくさんの方の協力により

ホームセンターで速乾タイプのチューブ入りのエポキシ樹脂を購入ALCに穿孔穴、アンカーをエポキシ樹脂で埋める・・・・・この作業を野田一秋氏との3人でスタートしました。ですが結果としてこのやり方ではダメであることが判明しました。
当時、外資系の会社に勤めておられたA氏に、ある樹脂での対応を依頼しました。
エポキシ樹脂で簡易テストの実施。強度は出るが、作業性などで実用的でないことを実感した「A氏」はある樹脂の営業担当のB氏に相談。
B氏は「あれ」がいけるかも・・・・との思いで、付き合っていたアンカーメーカーのC氏に相談。
そして実験をしたところ,『ビックリするような強度がでた!』ため今後のことを話し合いしました。

 

特許申請までの長い道のり

 

13年12月3日。箕面山荘で関係者説明会実施。
出席者から特許申請をすすめられA氏の指導のもと申請をスタート。
特許事務所の工学博士から、特許取得には(1)新規性(2)独自性(3)予想外効果の3つがなければ取得が出来ない旨の説明が申請途上にありました。
特許庁より拒絶理由通知書がきて、その対応に苦慮しましたが 特許事務所の先生とのやり取りを通じ、意見書・手続補正書・拒絶査定不服審判請求・手続補正指令書などで異議申し立てをいたし、やっとの思いで取得できました。
昨今ではこの工法に何か協力できないか?とお話を頂くことも多く見られてきました。
もしご興味をいただける方はご遠慮なくご連絡をいただければと思います。
たくさんの方に支えられて出来た工法を、より広く皆様に知っていただければと思います。